己は母なる大地のように生き物を支える

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2015.02.19

己は母なる大地のように生き物を支える

京都の占い師HAMAが解説する干支の己

己の概要

陰陽五行の干支の中の己は

自然界にあるもので言えば「地」です。

大地・地面・平地というイメージです。

 

「土の弟(つちのと)」や

「き」「きど」と読みます。

 

 

地面というとどこにでも当たり前のように

ず〜と敷かれているようなものなので

 

「なんか全然、新鮮味も有り難みもない」

 

という感じがしますが実は重要な存在です。

 

「当たり前にあるものほど大切なもの」

 

という言葉がぴったりなのですが

もしも地面がなかったとしたら

私たちの生活はいったいどうなるでしょう?

 

 

想像できますでしょうか?

 

 

なかなか想像ができないと思います。

 

 

産まれたときから今に至るまでずっと

地面のことなんて意識しなかったでしょう。

 

それは空気と同じくらい当然のものです。

 

ただ、今は少しだけ想像してみてください。

 

 もしも地面がなかったら…

 

「USJ ウォーターワールド」

 

その世界を表現したのが

ユニバーサルスタジオジャパンの

「ウォーターワールド」です。

爽快な展開とアクションシーンと

笑いとカラミとブーイング(^o^)

それから水びだしになって一緒に

水だらけの世界を楽しめます。

*遊びに行くときは座席に注意です♪

 

 

 

 

 

「ワンピース第166話」

 

空島編のストーリーで空の人達は

土を「ヴァース」と読び、

ラキは「宝物なんだ!」と言っています。

 

空の騎士のガン・フォールは

 

「青海人(地上の人)にとって

土は当然のものなんだろうなぁ。

だがこれは空には元々ないものだった。

空島は植物を育てはするが産むことは無い。

緑も土も本来、空にはないものなんだよ。

我々はこれ(土)をヴァースと呼ぶ。

空の住む者達にとって永遠の憧れそのものだ」

 

と言っています。

 

 

 

「田園」玉置浩二
 
田んぼというと都会住まいの方は
ピンと来ないかもしれませんが
田舎ではよくある風景です。
春は緑の苗が綺麗に並んでいます。
そこから夏になるにつれて苗が成長して
秋には緑から黄金色に色が変わってきて
稲穂がつくと金色の平原という感じで
美しい風景が広がっています。
そして、稲刈りをすると、そこには土が
顔をあらわします。そのまま秋が終わると
冬になり雪が積もると真っ白な世界になり
また春になると農家の人が苗を植えて
また緑が広がっている様は季節感を強く
印象づけてくれるので風情があります。

 

 

 

少し話がずれましたが、

船の上の生活を想像してみてください。

 

まず、食材が極端に少なくなります。

 

魚を釣ればいいと思うでしょうけど、

海が荒れたりして釣りができなかったり

釣れた魚がフグのような毒があったら

食べ物はまったくありません。

 

というか、実は魚ばかりでは栄養が偏ります。

 

植物性の栄養がないと人は死んでしまいます。

 

16世紀〜18世紀の大航海時代では船乗りが

原因不明の病気で死んでいきました。

 

18世紀になってから原因が分かりました。

その原因はビタミンC不足による壊血病です。

 

ビタミンCはピーマン・ブロッコリー

レモン・いちご・キウイに含まれています。

 

海苔(のり)にも多く含まれますが、

海ならどこでも採れるわけではありません。

 

植物がなければ人は生きられないのです。

 

 

 

土の大切さが解ったうえで

改めて考えてみましょう。

 

土があれば植物は勝手に生えてきます。

人が欲しい植物を畑で作ると野菜が作れます。

京都の占い鑑定師HAMAが解説する畑の土

 

その野菜を収穫してみなさんが食べています。

京都の占い鑑定師HAMAが解説する土から採れる野菜

また、植物ができることで他の動物が

それを糧にして育っていきます。

 

牛、豚、鶏などの一般に売られている肉は

草や穀物を食べる動物の肉です。

 

それから、牛や鶏は食肉としてだけでなく

牛から牛乳が採れ、鶏から卵が採れます。

京都の占い鑑定師HAMAが解説する牛乳と卵

牛乳はものすごく栄養価の高い飲み物ですし

卵も栄養がぎっしりとつまった食べ物です。

 食生活には欠かせないでしょう。

 

 

こうしてみると、色んなものが土から採れ、

私たちの生活を支えています。

京都の占い鑑定師HAMAが解説する食物連鎖

「食物連鎖」の底辺に植物を置くことが

一般的であり、とても多いのですが、

そもそも植物は土がなければなかなか

根づきませんし、成長もしにくいものです。

 

植物が食物連鎖の底辺ならば、

土は底辺を支える真の底辺なのです。

 

また、気づいていたかもしれませんが、

「己」とは「おのれ」とも読みます。

 

己=自分自身だということです。

 

 

 

 

 

 

己の人の性格

己の人は良くも悪くも

地に足がついていて常識的です。

 

また、多数決や宣伝や風習など

身の周りにある流れの影響を強く受け、

「右へならえ」的な感じで周囲との協調を

重んじ、そこからはみ出すものを嫌います。

 

「どんどん前へ進んでいこう」

とする進歩よりも、

 

「今いるこの場所が大切」

という感じの保守的です。 

 

そうした意味で大きな変化を嫌います。

 

生活の基礎が変わるような引っ越しや移住は

不安やストレスを必要以上に感じやすいです。

 

ただ、表面的な小さな変化は歓迎します。

 

安定していて安心できると飾りで遊びます。

 

また、己の人は縁の下の力持ちがあいます。

 

自分が先頭になって引っ張るというよりは

あえて人の下に降りたり、人の和に入って、

同じ目線で人の底上げに力を尽くします。

 

上の地位に上がっても気取らず偉ぶらず

気さくで庶民的な雰囲気を持ちます。

 

特権階級に昇ろうとするよりは詭弁ではなく

「庶民のための庶民代表」を目指します。

 

それ故に慕われて、人気がでるでしょう。

 

 

ただ、悪く言えば締まりがなくなってしまい、

ナァナァで上下関係が曖昧になり

決断や判断が鈍ってしまいます。

 

それで優柔不断とレッテルを張られますが

己の人にしてみれば、それは心外なことで

「利益じゃなく皆のことを考えているのに…」

と嘆いたり、応戦したくなるところです。

 

優柔不断を責める人が多いですが、

決断に迷わない人とは自己中心的な人です。

欲望に弱い人や、独裁者な人が即決できます。

 

 優柔不断というのはまだマシな方です。

 

なので、優柔不断を恥じる必要はありません。

 

 

 

 

 

 

己の性質の活かし方

己の性質を活かすために必要なことは、

ムリをしないことです。

 

ハッキリ言えば

マイナスやリスクを負わない

ということに尽きます。

 

ものすごく消極的な考え方になりますが

 

「できないことをムリしてやらない」

 

「失敗して損することはやらない」

 

「周囲の和からはみ出さない」

 

「周りの人に迷惑をかけない」

 

「人から嫌われるようなことをしない」

 

「人のためにならないことをしない」

 

という感じで、安全な方を選びます。

 

 

かといって挑戦しないのではなく、

 

「しっかり地道に少しずつ進んでいく」

 

「リスクを分散させてから行動する」

 

「周囲への配慮をして苦情を避けてやる」

 

という感じで、一足飛びをしないことです。

 

石橋を叩いて渡っていく感じです。

 

石橋を叩いて渡らないこともあるでしょう。

 

 

そうなると当然のことながら、

ギャンブル(パチンコ、スロット、競馬など)

は向いていません。

 

損する可能性があるので

本気ではやらずに、遊び程度にしておきます。

 

一発で大儲けを狙うことで一発で大損します。

 

己の人は地面のように長い年月と継続の力で

ものごとを動かしていくことがいいのです。

 

また、人の面倒を見て育てることが

自分の満足度を上げることになるので、

自ら進んで、面倒や世話を引き受けましょう。

 

 

 

 

 

 

己の人に向いている職業

己の人は集団や組織などの多くの人の中で

調和を保ちながら働くことに長けています。

 

これは職種ではありませんが、

ほとんどの職業において共通する悩みである

人間関係において有利であることです。

 

目立たずはみ出さず、和をとることが上手い

ということは人脈という大きな財産を

己の人に与えてくれるでしょう。

 

職種について紹介すると、

特別な才能やセンスがなくても

誰でもやればできる職業が向いています。

 

「やればできる」とは当然のように思えますが

「普通のことを普通にやる」というのは

実はなかなか難しいことで、

どれだけやってもできない人もいます。

 

また、人との繋がる仕事に向いています。

例えば、接客業や営業や交渉をする仕事です。

普通にしていれば人に慕われやすいので、

仕事よりも個人的に好かれやすいです。

 

欠点としてあげるならば、

数字を追うよりも人の和重視なので、

ガチガチの営業をする仕事には不向きです。

「仲良くしてたら勝手に買ってくれた」

という自然な流れがとても合っています。

 

それから、己の人は一般教育に向いています。

一般教育というのは、英才教育と違って、

「人間性や人との調和」を教える教育です。

 

公立の保育園・幼稚園・小学校という感じで、

勉強よりも集団生活を教えることに長けます。

 

中学校や高校や塾の講師になると

「生徒に点数をとらせて合格させる」

という指名に悩まされます。

もともと点数教育には不向きなのです。

 

大学の講師や教授になると、教育というよりも

学問の世界なので日常からかけ離れています。

なので「勉強や点数よりも人の教育」ができる

比較的幼い年齢の担当になることです。

 

そして、ゆるい地域で教えることです。

モンスターペアレントが大勢いるような

プレッシャーがかかる学校や地域では

息が詰まって教育や子供ごと

イヤになっていまうでしょう。

 

また、どんな仕事に就いたとしても

 

「弱者のためにできることをやる」

 

という気持ちを持って働くといいでしょう。

 

 

 

 

 

 

日干が己の有名人

安藤百福(チキンラーメンの開発者)

セルゲイ・ブリン(Google)

オナシス(20世紀の海運王)

盛田昭夫(SONY共同創業者)

初代ロスチャイルド(財閥の祖)

バラク・オバマ(米国大統領)

フランクリン・ルーズベルト(米国大統領)

エイブラハム・リンカーン(米国大統領)

チャールズ・ダーウィン(進化論)

ヨハネス・ブラームス(音楽家)

カール・ラガーフェルド(デザイナー)

オードリー・ヘップバーン(女優)

モーガン・フリーマン(俳優)

アガサ・クリスティー(作家)

江國香織(作家)

辻仁成(作家・ミュージシャン)

武 豊(騎手)

アンディ・フグ(格闘家)

中田英寿(サッカー選手・財団)

上原浩治(野球選手)

 

 

 

 

 

 

大地や地面を評した言葉

 

 

母なる大地

 

「大地賛頌」

 

学生の頃に合唱で「大地賛頌」を

歌ったことがあるかもしれません。

 

「大地を愛せよ 大地を褒めよう

 大地を讃えよう 土を褒めよう」

と歌っています。

 

 

 

地に足をつける

地に足がついていない

浮き足立つ

ちゃんと安定しているかどうか、

落ち着いているかどうかを表す言葉で

よく使われる言葉です。

 

 

 

土から離れては

生きられないのよ!

 

「天空の城ラピュタ」予告

 

ラストシーンの前の段階で、

シータがムスカに説教をします。

 

「どんなに恐ろしい武器を持っても

 たくさんのかわいそうな

 ロボットを操っても

 土から離れては生きられないのよ!」

 

思い出すだけでちょっと泣けてきますね。

 

 

 

 

 

 

地を愛した人

己というのを少し広く解釈すると

故郷や家族も含まれてきます。

 

そこで今回は、家族と故郷とその土地に

根付く人生を愛した映画と人を紹介します。

 

 

It’s a Wonderful Life

 

 

白黒の古い映画で

アメリカで1946年に公開されています。

 

第2次世界大戦が終わった翌年です。

作中にも「戦争で活躍して勲章」という

典型的な英雄シーンもありますが、

この映画では主人公は戦争に行きません。

 

12歳の時に病気を負いますし、

大きな夢を持ちながらも叶えていません。

 

才能がありながらも田舎町に埋もれていて

地元の女性と結婚して子供がいる

どこにでもいるような普通の男です。

 

ここまで読んでいるとごく平凡で

 

「なんだかパッとしない人生だな〜」

 

と思うかもしれません。

 

それが主人公のジョージ・ベイリーです。

 

「It’s a Wonderful Life」予告

 

ストーリーがネタバレすると

今から楽しみにしている人に申し訳ないので

その中で語られる格言をご紹介致します。

 

 

You really had a wonderful life.

Don’t you see what a mistake

it would be to throw it away?

 

君は本当に素晴らしい人生をおくった

それを投げ出すことが

どんなに愚かなことかわからないのか?

 

 

上記に書いたパッとしない人生を

送っていた主人公のジョージに

ある人物が言った言葉です。

 

平凡な人生のジョージになぜ、

「素晴らしい人生をおくった」

と言ったのか…。

 

それは映画を見てのお楽しみです。

 

 

 

もしも、あなたが今なのか…いつの日か…

 

「自分なんて生まれてこなければよかった」

 

と思い、自分の人生を投げ出しそうになったら

その前にこの映画を観てみる価値はあります。

 

 

そして、もう1つ素晴らしい言葉があります。

 

友がいる者は敗北者ではない

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に…

このページでも紹介しましたが、

 

京都の占い師HAMAが

己の人に願うことは、

 

目先の華やかさに惑わされるよりも

人と地味な足元を見て欲しい。

ということです。

 

 

そして、周囲の人に言うとしたら

 

「己の人のことをよく見て欲しい。

 もしもこの人がいなくなったら…

 と、想像してみて欲しい。

 そしてこの人の有り難さがわかったら

 この人が当たり前にやっている

 サービスを褒めて欲しい」

 

と伝えます。

 

 

以上、京都の占い師HAMAが

解説する干支の己でした。

 

 

 


 

 
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