戊は山のように大地の中心にそびえる
戊は山のように大地の中心にそびえる
戊の概要
陰陽五行の十干の中で戊は山です。
五行の中の土で、陰陽の陽です。
「土の兄(つちのえ)」
「ぼ」「ぼど」と読みます。
山はその土地のシンボルです。
日本で言えば富士山がそうですが
景色を眺めていると必ず目に入り、
視線を釘付けにする力があります。
何といっても、他の何よりも
大きい!
色を誤摩化すことはできますが
サイズは誤摩化すことができません。
目に留まる大きさ…
圧倒的な存在感…
絶対的な存在…
それが山です。
「【日本百名山】の旅」
小さな山はわりとすぐにできます。
…と言っても、かなり時間がかかります。
ただ、大きな山はすぐにはできません。
長い年月と時間をかけてできあがります。
噴火ですぐにできそうな火山も
何度も何度も噴火することによって
だんだん大きくなっていきます。
下からの持ち上げと上からの堆積(たいせき)
この2つが山を大きくしていきます。
そして、山が大きくなり地が固まったら
そこに植物が芽吹き成長します。
木々が生い茂り、花や草が伸びていきます。
そうすると動物達がその山を住処とします。
始めは、虫たちが住みはじめます。
その後に、哺乳動物たちが住みはじめます。
そうなると、とても賑やかになります。
また、表面ばかりが見られますが、
山の土の中には、貴重な土があったり
火山活動により結晶した鉄鉱石や宝石が
密かに埋まっていたりします。
また、川の水源は大概が山にあります。
それから、岩や土がフィルターとなって
綺麗な水が得られます。
「六甲のおいしい水」
山はただただ大きいだけでなく、
こうした天然の資源としても
ありあまるほどの価値があります。
ただ、山の環境や条件によっては、
天然資源どころではない山もあります。
昆虫はいるけど、哺乳動物がいなかったり、
植物はあるけど、生き物がいなかったり、
植物すらも全くいないという山もあります。
特に、標高が上がるほど生物が減ってきます。
環境が過酷過ぎて生物が生息できないのです。
誰もその場所にたどり着けないし、
誰もそこでは生き残ることができないのです。
その頂を目指すものは死を覚悟して
登っていかなくてはなりません。
ただ、とてもおかしなことなのですが、
「だからこそ、そんな山に挑戦しよう」
という人もいます。登山家です。
「ビヨンド・ザ・エッジ」予告
世界最高峰の山エベレストは8,848m
(ちなみに富士山が3,776m)
しかし、現実にはエベレストでは
たくさんの登山家が命を落としています。
ただ、挑戦する人は後を絶ちません。
地上で生活をしている他の大勢の人からすれば
「すごいな〜。でも、自分はやらないけどね」
「すごいけど、頭がおかしいんじゃないかな」
という感じで、驚嘆や感嘆はするけど、
理解と共感はできないでしょう。
京都の占い師HAMAも理解に苦しみます。
ただ、「誰もできないことをしたい」
という願望はありますけどね。
そして、調べていて知ったのですが、
エベレストに登るには入山料を
払わなければいけないそうです。
しかも、「登山ツアー」があるそうです。
商業のためになっているところもあり
純粋な登山家が嘆いていたりしますが
今までは一部の登山家しか辿り着けない
「デスゾーン」と呼ばれる場所に
一般の人が行くことができるのです。
一般の人からすれば、可能性が広がり
とてもありがたい良いことです。
そんなこともあり、エベレストも今では
ビジネス的には「金のなる山」です。
戊の人の性格
戊の人は良くも悪くも
自分(我)がどっしりとあります。
表面的には色々飾り立てますが
芯のところは変わりません。
悪く言えば自己中心的だったり
周囲を動かす割には自分は動かずに
楽をしていたりするのですが、
戊の人はあちこちへ動き回るよりも
そこにいることの方が重要なので
周囲の人が「そこにいてください」と
勝手に動き回ってくれたりもします。
シンボルとして、中心人物として、
そこにいることが役割ということです。
ボスとして玉座に座り続けることが
義務づけられているようなものです。
なので、本人が望んでいない場合も
多々あるので、それで中傷を受けるのは
本人としては心外かもしれません。
むしろ、ず〜っと座ってばかりでは
正直言ってつまらないかもしれません。
ただ、戊の人には人や物が集まります。
それにより、集団や組織や会社ができ、
人材やお金がたくさん集まってきて、
それが大きな財産となります。
時々は、下の人のミスを被ったり、
損失の埋め合わせをさせられますが
手に入る利益のことを考えれば
微々たるマイナスと言えます。
そこで、その人を怒ったり責めたり
クビにはしてはいけません。
山は一角が崩れると土砂崩れのように
その辺り一帯が全部なくなります。
なので、気持ちをぐっと堪えて、
寛容に対応し人徳を買いましょう。
そうすれば、もっと人が集まり、
さらに自分が栄えていきます。
戊の性質の活かし方
戊の人にとって大切なことは
自分を大きくしていくことです。
それは、目に見えない底上げと、
目に見える積み上げです。
地道な作業ですが欠かせません。
そして、派手な飾りをつけることです。
時には、高いボーナスを払ったり、
ゴハンを奢って面倒を見てあげましょう。
それによって、多くの人が寄ってきます。
人が寄ってきたら器の大きな所を見せて
自分のファンにすることです。
時々、面倒なことも起こるでしょうけど、
そこは大きく構えてあげましょう。
ただ、人を見る目を養っていかないと
損することにもなるので、ちゃんと
人のことを観察してください。
戊の人の周りには多くの人が集まりますが
上に登って生き残れる人はごく僅かです。
実力がある人は必ず側に置きましょう。
そういう人はより高い山を求めて彷徨い、
挑戦し続ける人なので逃してはいけません。
また、その他大勢の中の1人だった人が
原石として価値をつけていく場合もあります。
そんな人をいち早く見つけて掘り出し、
磨いて輝かせてあげましょう。
それにより、その人が表舞台で輝けば
宣伝効果となって人をよんでくれますし、
下の方で埋もれているその他大勢の人が
「自分も頑張れば、あぁなれる!」と
奮起すれば、底上げも活発になります。
それで、目標を達成したり成功したら
みんなにまたボーナスを払ったり、
ゴハンを奢ったりして面倒を見ていきます。
そうしたGIVE&TAKEの繰り返しが
自分をさらに大きくしてくれます。
戊の人に向いている職業
戊の人は自分が中心になれる仕事に
向いていますし満足も得られるでしょう。
どんな職種でも構わないので
社長・経営者・CEOなどのトップが
とても似合っていますし、向いています。
そう言うと、学生や平社員の人は
ピンとこない人もいると思いますが、
株式上場しているどんな大きな会社も、
はじめは1人〜数人で始まっています。
まずは、自分が個人事業として会社を
起こすことが第一歩ですし、
個人事業主にはたった1日で誰でも
すぐになれます。資本金は0円でもOKです。
学業や本業の傍らの副業として
小さいところからはじめてもいいでしょう。
儲けが自分1人では溢れるようになったら
数人の人を雇えばいいでしょう。
そして、さらに儲けがでたら、また人を雇い、
それを繰り返して大きくしていきます。
大企業に務めている人は、
なるべく平社員を早く抜け出せるように
努力し、成果をあげることです。
役職がついたり、リーダーになったら、
部下の力を引き出し、面倒を見て
まかされたセクションで成果を上げ、
また1つ地位が上がったら、そこでも
同じように成果を上げていきます。
その繰り返しの結果、上層部にいき、
トップが狙えたら、迷わず狙いましょう。
公務員として働いている人は、
地域や組織の仕組みにもよりますが、
成果主義ではなく、年功序列なら、
若いうちは、我慢も必要です。
ただ、ひたすら耐えるだけでなく、
色々考え、繋がりを増やし、
自分が上に立ったときに
それを活かすと良いでしょう。
主婦として家庭にいる人は、
ある意味では「家庭のトップ」です。
旦那がお金を稼いで、自分が主婦というのは
旦那=労働者、自分=経営者ということです。
考え方によっては、自分が労働せずとも
生活費が得られているのです。
「家事は大変なのに労働じゃないの!?」
という方も多いでしょうけど、
家事と労働の大きな違いは、
「家事は課題や目標や評価を下されない」
という点にあります。
サボろうと思えば、いくらでもサボれるし、
几帳面にやろうと思えば几帳面にできます。
ただ、サボりすぎると労働者である旦那が
辞表(離婚届)を提出してきますし、
こちらが几帳面にやっていても、旦那が
必要としていないことはスルーされます。
もしも、あなたが専業主婦で、
「旦那に使われている家政婦」
だと思っているならば、少しだけ
視点を変えてあげても良いでしょう。
戊の人はどんな立場や仕事についても
「人心掌握」と「経営術」を意識して
マネージメントするといいでしょう。
日干が戊の有名人
スティーブ・ウォズニアック(Apple)
マーク・ザッカーバーグ(Facebook)
道場六三郎(日本料理人)
河原成美(ラーメン博多一風堂)
フェルディナンド・ポルシェ(自動車設計者)
石橋正二郎(ブリヂストン創業者)
柳井正(ユニクロ)
ネイサン・ロスチャイルド(財閥)
西郷隆盛(維新の三傑)
ドワイト・アイゼンハワー(米国大統領)
ハリー・トルーマン(米国大統領)
ヒラリー・クリントン(米国議員)
アンディ・ウォーホル(モダン芸術家)
クロード・ドビュッシー(作曲家)
マイケル・ジャクソン(ポップスの王様)
YOSHIKI(X JAPAN)
エリザベス・テイラー(女優)
アル・パチーノ(俳優)
ナタリー・ポートマン(女優)
デレク・ジーター(野球選手)
アイルトン・セナ(F1ドライバー)
山を評した言葉
塵も積もれば山となる
(ことわざ)
小さいことを積み重ねれば
いつか大きな財産になる
それを続けることができるかどうか…
枯れ木も山の賑い
(ことわざ)
役に立たないものだったとしても
無いよりはマシであるということ
ただ、よく考えれば、枯れ木が朽ちると
土の肥料となって他の木々が伸びます。
動かざること山の如し
(風林火山より)
戦国武将の武田信玄の風林火山より抜粋
戦いや人生にとって不動も大切。
どっしりと構えて動かない潔さも必要です。
山を愛した人
ここでは登山家とその言葉を紹介します。
Because it is there.
そこに山があるから
ジョージ・マロリー
「なぜ山に登るのか?」の問いに答えた
とてもシンプルな理由ですが、
今では、多くの人が使っています。
「なぜ占いをするのか?」
と、京都の占い師HAMAが尋ねられたら、
「そこにクライアントがいるから」
と、答えるでしょう。
ジョージ・マロリーは1924年の
エベレスト遠征で頂上付近で
行方不明になっています。
人生そのものが
登山であり冒険である
エドモンド・ヒラリー
山には友情がある
テンジン・ノルゲイ
「エベレスト登頂を振り返る」
エドモンドとテンジンは世界ではじめて
エベレストの山頂に辿り着き
生きて帰った人です。
それまでにも山頂に辿り着いた人は
いたかもしれませんが、
誰ひとりとして生還できませんでした。
エドモンドは↓の言葉も残しています
我々が征服するのは、
山ではなく自分自身である
敵は目の前にあるかのように見えて
実は自分自身が最大の敵である
ということなのでしょう。
できないことを決めるのは
他の誰かではありません
それを決めるのは自分自身
三浦雄一郎
「80歳7ヶ月でエベレスト登頂」
80歳で歩くこともできない人もいます。
歩くことができても走れない人もいる。
登山ならば何Kgもの装備を背負って
いかなければいけない。
まして、エベレストならば、
気温が低く、酸素が薄く、
一歩間違えば死んでしまう場所を
登っていかなければ山頂にはいけない。
普通に考えれば絶対ムリだと言われます。
それでも、自分ができると決めて
準備して訓練して挑戦するところが
すごいことだと思います。
最後に…
このページで紹介したように
京都の占い師HAMAが戊の人に
メッセージを伝えるとすれば
「どうか大きい人になってください。
その器があるのならばそれを活かして
どんどん大きくなってください。
そして、あなたに寄ってくる人を
面倒を見て、良くしてあげてください。
それが、よりあなたを大きくしてくれます」
そして、戊の人の周りの人に言うとすれば、
「この人を支えて上げてください。
偉そうにしているかもしれませんが、
それが良くも悪くもこの人ですから
イヤになったら去っていけばいいのです。
ただ、一緒にいて、サポートして、この人が
大きくなっていくことが自分の喜びに
なるのだとすれば、一緒にいてください」
と伝えます。
以上、京都の占い師HAMAが
解説する干支の戊でした。
10の日干
京都の占い処Key&Doorへの
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