2015.08.27

自分がやろうと思った仕事に没頭しなきゃダメですよ。好きにならなきゃダメです。自分の仕事に惚れなきゃダメです。

 

 

小野二郎

 

 

「二郎は鮨の夢を見る」

 

 

 

まったく同じ仕事をしていても

その気持ちが同じとは限りません。

やるべきことに集中していなかったり

やらされて仕事をしていたりすることは

実際にはかなり多くあることです。

 

望んでもいない仕事を押し付けられたり

雑用をひたすらやらされたりするうちに

モチベーションはどんどん下がっていき

「自分は一体何をしているんだろう？」

という感じで自分を見失いがちです。

 

給料やボーナスだけが楽しみになると

毎月の給料日は楽しみになりますが

それ以外の日は地獄のように感じるか

まるで価値のない日々に感じます。

「給料のために働いて何が悪い！？」

と怒られてしまいそうですけど、

確かに、働いた代償をもらうのは

当然のことですし当たり前のことです。

ただ、給料だけを目的とするのは

仕事への堕落とモチベーションの低下を

じわじわと引き寄せることになります。

仕事をしていると人間関係で悩むことも

ずいぶんと多くなったりします。

周囲の人にあわせ過ぎてストレスを感じたり

上司に媚を売ったりゴマをすったり

自分の評価のために愛想を売ったりして

自分をどんどんすり減らしてしまいがちです。

「自分は一体何をやっているんだろう？」

という悩みにぶつかりそうです。

 

ただ、そんなことをやってる場合じゃない！

仕事はやらされるものでもないし

給料を貰うためだけにやるものでもないし

人間関係のためにやるものでもない。

仕事はその仕事のためにやるものです。

他の誘惑や雑味に誤摩化されるためではなく

シンプルに仕事を極めるためにやるものです。

仕事に必要なことをただやるものです。

そして、その仕事に惚れ込んでのめり込んで

とことん突き詰めていくことが必要です。

 そして、それをずっと続けていくことです。

二郎さんはそう言っているのかもしれません。

 

失敗も経験にする
　
どんなに一生懸命に頑張っていても
どんな人でも失敗することがあります。
そこで落込んでしまったり嫌になって
辞めたくなることがあるでしょうけど
そうした失敗は経験と教訓にして
今後の自分に活かしていくしか無く
むしろ、それまでの自分よりも成長
してると思った方がいいでしょう。
　
そもそも人間は同じことをしていても
健康状態やふとしたキッカケに寄って
いつもとは違う行動をするものです。
ということは、当然いつもと違う
結果を生むこともたまにはあります。
なので、ミスは生きている人間なら
当然に起こりえる自然な出来事です。
　
それを理解していれば、ミスしても
それも人間だし自分の一部だと
受け入れやすくなることでしょう。
そのうえで、ミスのポイントを知って
次に同じミスをしないように
心がけていくといいでしょう。
また、ミスをしたとしても自分だけが
わかる最小限の被害に留めて
周りから見ればミスに気づかないし
被害も無い状況にすればいいのです。
そして、それはミスをした経験からしか
学ぶことはできないし改善も
思いつくことは無かったでしょう。
そういう意味ではミスは成長の元です。

　

練習
　
練習が嫌いという人もいます。
ただ、一流のプレーヤーの中には
練習が大切という人も多いです。
というよりも、練習も試合の中に
組み込まれているような感覚で
その練習をしなければ試合では
同じ活躍ができないと言えます。
更に言えば、練習がとても楽しい
という人もかなりの数がいます。
成長していく過程や創意工夫をして
いろんな発見が好きということです。

 

 

小野二郎さんを占う

 

東京銀座のすきやばし次郎の小野二郎さんは

１９２５年生まれで１０歳になる前から

丁稚奉公（幼くして働くこと）にでて

料理人として働き、鮨職人として７０年以上。

１９６５年からすきやばし二郎を開店させて 

約５０年間お鮨屋さんを経営しています。

 

まず、５０年間も飲食店を続けること自体が

あり得ないくらいにとてもすごいことです。

普通、飲食店はオープンして１年間で

５０％〜７０％がつぶれてしまいます。

流行らなかったりして赤字になるのです。

１年持つのは３０％〜５０％です。

３年になると残っているのは１０％です。

１０年経つと５％以下になります。

つまり、１００店のうち９５店は潰れて

残りは５店しか残っていないのです。

３年間つぶれずに経営できれば、

後は継続できるかどうかの勝負になります。

ただ、フランチャイズの店と違って

個人店で、しかも技術職となると、

なかなか店主が休むことができません。

なので、３年間休まないだけでもスゴくて

１０年間休まなかったら鉄人です。

そして、５０年間も体調管理ができていれば

それだけでもとてもすごいことです。

 

二郎さんは７０歳で心筋梗塞になってから

タバコを止めたそうですけど、

７０歳までタバコを吸いながら

働いていることもとてもすごいことです。

普通７０歳ならとっくに引退しています。

８０歳過ぎてなお仕事を続けている人が

世界中にどれほどいるでしょうか？

しかも、第一線で名人と呼ばれ続ける

スペシャリストがいるでしょうか？

小野二郎さんがスゴい理由は

山ほどあるでしょうけど、

そのごく１部を取り出しただけでも

そのすごさがわかってもらえると思います。

 

---

 

 

陰陽五行でみる

 

 

日干が甲の人は、１つのことを続けることで

絶え間なく成長して伸びていきます。

不器用ゆえに色んなことはできませんが

普通の人なら飽きてしまうようなことを

コツコツと毎日毎日続けていき

１つのことだけを極めていきます。

 

---

 

 

姓名判断でみる

 

 

郎の「阝」３画→「邑」７画で数えます。

地運１５画は吉で負けず嫌いな努力家

人運１３画は大吉で行動力と決断力と人気有り

外運１６画は吉でサービス精神旺盛で人気

総運２９画は吉で個性で苦労と努力の末に成功

 

店名は「すきやばし次郎」です。

発音はどちらも「じろう」ですが、

小野二郎さんの名前の「二郎」ではなく

「次郎」としているのが不思議な所です。

 

---

 

 

タロットのイメージ

 

ペンタクルの８

  

カップのエース

 

 

ミシュランでも３つ星を受けたりして

充分な評価を得ているにもかかわらず

常に仕事を続ける様子を表現しています。

また、その根底にあるモチベーションや

アイデアが絶え間なく溢れてくる感じです。

 

 

---