2015.07.24

人は学ばなければならない

 

   

 

ダニエウ・アウベス

 

 

 

「ダニエウ・アウベス　バナナ」

 

 

２０１４年４月２７日の

リーガ・エスパニョーラ

バルセロナVSビジャレアル

 

コーナーキックを蹴ろうとした

ダニエウ・アウベス選手に

バナナが投げ込まれた。

 

ビジャレアルのサポーターの１人が 

ダニエウ・アウベス選手が

アフリカ系ブラジル人なので

黒人差別の意味を込めて

ダニエウ・アウベス選手を

「サル」に見立てて

バナナを投げ込んだのでした。 

普通の人ならば怒ってバナナを観客席へ

投げ込んだり、叫んだりするでしょう。

 

しかし、ダニエウ・アウベス選手は

まさかの、バナナを食べました。

 

 

 

「ダニエウ・アウベスがバナナを食べる」

 

何事も無いかのように

バナナの皮を剥いて頬張りました。

 

高度なユーモアを持って

悪質な人種差別へ対応したのでした。

 

このことは話題になり、

バナナを投げ込んだ

ビジャレアルのサポーターは

永久にサッカースタジアムに

出入り禁止になりました。

 

しかし、当のダニエウ・アウベス選手は

「人は学ばなければいけない」

と言い放ち、

「罰はあるべきだが、悪を持って

　悪を制することは間違っている」

と、情状酌量を求めました。

 

そして、

「許す者は強いんだ」

と言いました。

 

こうしたダニエウ・アウベスに同意した

サッカー選手たちは、自分たちで

バナナを食べている画像をネットに出して

「私たちはサルだ！」

「みんな元々はサルなんだ！」

というメッセージを表現しました。

 

こうした一連の流れから学べることは

ユーモアは人類の最大の武器であり、

相手が罪を犯したからといって、

こちらも罪を重ねることは馬鹿げていて

ユーモアと許しで対抗することが

最も素晴らしい対応であることを

ダニエウ・アウベスは示してくれました。

 

そして、ダニエウ・アウベスが示した
人種差別への抗議を他のサッカー選手が
指示してバナナを食べる写真や動画を
次々にアップし始めました。
同じブラジル人のネイマールや
イタリア国籍ですがアフリカ系である
マリオ・バロテッリもアップし
インテルでは仲間と一緒に長友佑都も
バナナを食べる動画をアップしました。
　
こうした活動が広がることによって
人種差別が世界から無くなることが
多くの人にとっての願いです。

 

勉強
　
教育を義務的にやらされていると
苦痛でイヤイヤやることになり
あまり頭に蓄積されません。
ただ、自分が意欲的に学ぼうとすると
多くの情報を入れることができます。
そして、その意識があればいつでも
どこでも色んな人や事柄から
学ぼうとして成長してきます。
それが最も重要なことかもしれません。
　
　

失敗を糧に
　
失敗したことを単純に不運だと
片付けてしまうこともできるでしょう。
たまたま足が滑ったとか手が間違えた
とか環境のせいにもできるでしょう。
ただ、その不運が１００回に１回
起きることであれば、また１００回
やったらまた１回起きることになります。
そうなるとそれは不運ではなく確率であり
対処する必要性がでてきます。
もしも医者がオペ１００回に１回ミスしたら
年間に１〜３人の犠牲者が出ることになり
それに当たった患者や家族は不運と
いうだけではやりきれないでしょう。
たまにある失敗すらしないように
その確率を減らせるように学んで
改善していく姿勢が常に必要です。
  

 

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