ワタナベ君「孤独が好きな人間なんていない」村上春樹のノルウェイの森から
孤独が好きな人間なんていない。失望するのがイヤなだけだ。
「ノルウェイの森」
村上春樹
「ノルウェイの森」予告
小説「ノルウェイの森」を読んだり
映画「ノルウェイの森」を見たり
したことがある人は分かると思います。
また、まだ鑑賞していない方は
ぜひ小説を読んだり映画を見て
自分の中で考えてもらえるといいでしょう。
作品の中に、主人公のワタナベ君と
同じ遼に住んでいるエリートで完璧で
プレイボーイのナガサワさんと
ナガサワさんのプレイボーイぶりを
わかっていながら付き合い続けている
ハツミさんが、ナガサワさんの就職祝いで
高級レストランの個室でディナーを
するシーンがあります。
その中でワタナベ君が言うセリフです。
進んで自分から1人になる人はいない。
本当は誰も1人になりたいとは思わない。
ただ、みんなと一緒にいるときは、
色々気を遣って疲れたりするし、
自分の思ったとおりにいかないこともある。
また、色んな言動を目の当たりにすると
ガッカリしたり、失望したりもする。
だから、誰かといることでガッカリしたり
失望したりするくらいなら1人でいる方がいい。
1人で空想にふけっている方がガッカリしない。
1人で自由に行動している方がいい。
そういう意味では消去法で1人でいるだけ…。
別に好きで1人でいるわけじゃない…。
という感じなのでしょう…。
Norwegian Wood
「Norwegian Wood」The Beatles
I once had a girl or should I say
she once had me
She showed me her room
Isn’t it good, Norwegian wood
She asked me to stay
And she told me to sit anywhere
So I looked around
And I noticed there wasn’t a chair
I sat on a rug, biding my time
Drinking her wine
We talked until two
And then she said, it’s time for bed
She told me she worked in the morning
And started to laugh
I told her I didn’t
And crawled off to sleep in the bath
And when I awoke I was alone
This bird has flown
So I lit a fire
Isn’t it good, Norwegian wood
ある時、僕には彼女がいた
というか、彼女に僕がいたと言うべきか…
彼女は自分の部屋を見せてくれた
「良いと思わない? ノルウェイの森よ!」
彼女は僕に「泊まっていって」と言ってくれ、
「どこにでも座っていいのよ」と言った。
僕は周りを見渡したけれども
イスはただの1つもなかった
僕はラグの上に座り
彼女が開けたワインを飲んで時間を潰した
2時間くらいたつと、彼女は言った
「そろそろベッドにいく時間ね」
彼女は「明日は仕事が早いから」
と言って笑い始めた
僕は仕事がないことを伝えてから
風呂場で眠りについた
僕が朝起きてみるとひとりぼっちだった
あの鳥は飛び去って行ったのだった
僕は火をつけて眺めて思った
「良いんじゃないか? ノルウェイの森だ」
(HAMA訳)
「よくわからない歌詞だな〜」
と思う人も多いことでしょう。
ただ、なんとなく孤独感が漂っています
僕にも孤独がありそうですが、
彼女にも孤独がありそうです。
みなさんはいかがでしょうか?
ホッとする
みんなと一緒にいる時は楽しいけど
1人でのんびりしている時の方が
ラクでホッとできる人もいます。
グループが嫌いという訳ではないが
誰かと一緒にいると自然と気を遣う
気質の人からすると疲れます。
なので、その場を丸く収めた後は
1人でホッとする時間を持つことで
リラックスできて次もまた周りに
気を遣って場の空気を保つことが
できるようになるのです。
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