鈴木敏夫「自分を信じない、人を信じる」
自分を信じない、人を信じる。1人の人間ができることはたかが知れていると僕は考えている。
鈴木敏夫
「プロフェッショナル仕事の流儀」
どんなにすごい人だったとしても
1人でできることには限界があります。
1人の1日は24時間でしかないし、
東京にいる人が同時に大阪や沖縄や
ニューヨークに存在はできません。
ピアノを弾きながら野球はできないし
サッカーをしながら料理もできません。
どんなにすごい人でも1度に多くの
物事を同時にこなすことはできません。
また、1人の人間が人生のすべてを
経験することは決してできません。
例えば、未婚の人は結婚する人生を生きれず
既婚の人は未婚の人生を生きれません。
「離婚すればシングルに戻るよ」
という意見がありそうですけど、
それはバツイチの人生を生きることであって
未婚の人生を生きているわけではありません。
女として生きていれば男の人生は生きれず
性転換したとしたら、女から男に
生まれ変わった人生を生きるだけです。
あるいは、1人の人間が大きなことを
成し遂げて成功しようと思ったら
あれこれたくさんのことをやっていたら
なかなか成功を掴むことはできません。
似たような分野だったら可能でしょうけど
まったく違うもので成功することは
なかなかできることではありません。
なので一芸に集中する必要があります。
ただ、そうすると、すべてのことは
自分ひとりだけでできなくなるので、
サポート役が必要になってきます。
自分がメインで活動をしていきたいなら
サブで活躍してくれる人をつければ
心置きなく自分の仕事に専念できます。
もしも、自分がプロデューサーのように
キャストをコントロールしていきたいなら
表舞台が得意な人と組むといいでしょう。
また、自分を信じ過ぎることは傲慢になり
人を信じられなくなってしまうことがあり
あえて自分を信じないときの方が
周囲の状況や物事がよく見えてきます。
そして、人の性格や能力や適性を見極めて
その人の素質を信じて活かすことで
その人の能力を発揮させることができます。
そのような感じで「自分はできる」
と信じて独りよがりになるよりも
「自分の力なんてたいしたことない」
と割り切って他の人に頼ることで
よりよいものができあがることも
実際にはよくあることです。
その時は自分の実力を実感できませんが
「人を動かせることも実力のうち」
と考えて結果を喜ぶといいでしょう。
そういう意味では世界の人々が1つになって
同じ方向に向かって突き進むことで
大きなことができるかもしれません。
1人1人は小さなことしかできませんが
たくさんの人が集まれば大きくなります。
例えば、1人が1円募金したとして、
1億人が同じことをすれば1億円集まり
とても大きな金額になります。
すべてのことはそれと同じようなものです。
鈴木敏夫
鈴木敏夫さんは大学卒業後に
編集者として働き始めて9年後に
宮崎駿を特集することになりました。
それがキッカケで高畑勲も加わって
宮崎駿の「風の谷のナウシカ」の
漫画執筆を大きく助けました。
そして、映画化して成功しました。
それ以来ジブリ映画に大きく携わり
数々のヒット作品を世に出しました。
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