2015.02.03

威厳を見せつけるように剣を握るKING of SWORDS

 

 

 

 絵をよく見る

  

水色のローブにリバーシブルのマント

黄色い冠を被り、右手に剣を持ち、

カメラ目線で、厳しい表情をしていて、

口は堅く閉じていて、しかもガン見です！

石造りの玉座には蝶々の模様が刻まれ

背景の空には２羽の鳥が飛んでいます。

 

 

 

 

エピソード

 

このタロットカードはコートカードの

「KING of SWORDS」

（ソード）剣の王と呼ばれています

 

厳格で無慈悲な王様の象徴です。

 

ただ、大きな組織を操っていくには、

組織のルールに違反するものには

処罰を与えなくてはなりません。

そうでなければ、組織はたるんでしまうか、

命令に背くものがでてきてしまいます。

そういう意味では、嫌われ役になるわけで、

ただ、嫌われるのがイヤだからと言って、

部下に甘くするとなめられてしまいます。

それ故に厳しさを緩めてはいけないのです。

 

 

 

軍人＆王様

 

現在でもいくつかの国は
軍事のトップが国家のトップに
君臨するケースがあります。
ローマ帝国を築いた皇帝である
ジュリアス・シーザーはもちろん
（ユリウス・カエサル）
ロシアの大統領のプーチンさんも
北朝鮮のキムジョンウンさんも
軍事の決定権が強くあります。
　
日本でも昔は武士が戦って勝って
権力を手にしていました。
なので、鎌倉幕府をひらいた
源頼朝や天下統一を成し遂げた
豊臣秀吉や、江戸幕府を開いた
徳川家康も武士出身で権力を得て
政治を行っていたのでした。

 

 

 

織田信長

 

戦国武将で豊臣秀吉と徳川家康と共に有名な武将です。

本人が歌ったのではありませんが、

かなり頻繁に厳しい処罰を行っていたので、

織田信長の気性を評して歌われたのが、

「鳴かぬなら　殺してしまえ　ホトトギス」

そうした振る舞いが反感を呼んでいたのか、

明智光秀によって「本能寺の変」で命を落とします。

 

 

 

ユリウス・カエサル

（ジュリアス・シーザー）

 

 「ジュリアス・シーザー暗殺」

ローマ帝国の軍人であり政治家で、

暗殺された時に言ったとされる

「ブルータス、お前もか…」

は、有名で象徴的なセリフです。

 

 

 

殷の紂王＆夏の桀王

 

紂王は中国の殷の最後の帝であり、

個人の養子や能力は優れていたが、

民（国民）を奴隷のように扱い、

美妾の妲己と共に快楽の宴の象徴である、

酒で池をつくり、肉を吊るして林のようにした

「酒池肉林」をして快楽に耽っていたが、

最後には破れて焼身自殺をした。

 

夏の桀王は中国の夏の最後の帝であり、

彼もまた暴君であった。

美妾の末喜と快楽に溺れて国力を減らし、

夏は滅びてしまっった。

 

２人会わせて「夏桀殷紂」と呼ばれ、

馬鹿な暴君の代名詞となってしまいました。

 

 

組織には軍規やルールが不可欠ですが、

それが行き過ぎてしまうと反感や恨みを買い、

謀反や復讐となって自分に返ってきます。

 

　

曹操
　
三国志で有名な曹操孟徳は
文武両道で戦争も強いのですが
政治にも秀でている人物です。
何でもできるし無情と言われ
大きな功績をあげています。
周りに恐れられていながらも
能力と実績で尊敬されています。
　
  

 

ベジータ

 

「ナッパ死す」
　
漫画「ドラゴンボールZ」のベジータ編で
地球にやってきたベジータの部下ナッパは
悟空と戦って負けてしまいます。
そんな傷ついたナッパをベジータは
役立たずとして殺してしまいます。
無慈悲で極悪であり、能力と権力を
自分の快楽や権力の誇示のためだけに
使っているところがかいま見れます。
  

 

 

ダースベイダー

 

「ダースベイダー誕生」
　
映画「スターウォーズ」シリーズの
主役でありストーリーの中心である
アナキン・スカイウォーカーは
幼い頃に才能を見いだされてジェダイの
訓練を受けて素晴らしい才能を発揮させて
活躍するジェダイになりましたが
妻（パドメ）を失う恐怖と嫉妬にかられて
ダークサイドに飲み込まれていきます。
そのせいで師匠であるオビワンケノービと
戦うことになりますが破れてしまいます。
そんなアナキンをダースシディアスは
最先端医療によって機会人間に改造します。
人工呼吸器によって「スーハー　スーハー」
という音がする不気味なアナキンはこの事件の
少し前からダースベイダーと呼ばれましたが
この瞬間から名実共にダースベイダーとなり
帝国を築いて恐怖政治をしくサポートをして
人々を震え上がらせる存在となったのでした。

 

 

 

アレクサンドロス

 

「アレキサンダー戦記３話２/２」
　
紀元前にマケドニアから世界を
征服しようとしたアレクサンドロスは
ギリシャに始まり、インド、エジプト
アジアと進行している時に
光熱にうなされてなくなりましたが
アレクサンドロスの帝王学は
後の世界に強い影響を残しました。
アレクサンドロスの名前は人の名前にも
土地の名前にも残り続けました。
 

 

 

 HAMAのイメージ

 

京都の占い師HAMAはソードのキングが

元々の暴君だとは思いません。

はじめは、規律をしっかりと守らせ、

周囲の模範としてその存在感をだして

嫌われ役でも仕事としてこなしていたのです。

ただ、周囲から見れば鬼看守と見られますし、

人の心が無いとも見られるでしょうし、

規律通りに人を罰すれば血も涙も無いと

評価をされることでしょう。

ただ、それこそが正義だと言えます。 

 

しかし、規律を離れて、自分の感情によって

人を罰してしまうと、暴君の始まりです。

その境目は簡単に破られてしまいます。

自分が感情的になればいいだけです。

自分のさじ加減で人の命を左右できる権力を

自分の力だと勘違いしないことが大切です。

そういう意味では自分の持つ剣の力を

知って乱用しない自制心が必要です。

みなさんはいかがでしょうか？

 

 

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