ワンドの先を前のめりで見つめるワンドのキング
ワンドの先を前のめりで見つめるKING of WANDS
絵をよく見てみる
第一印象ではどんな人だと思いますか?
ワンドの王はオレンジ色のローブに、
中は毛皮で外はトカゲ柄のマントで、
獅子の首飾りと炎の王冠を被り、
右手でワンド(杖)を持っています。
荒野に石をひき、その上にトカゲと獅子の
柄が描かれた玉座に座っています。
足元にはひそかに、トカゲがいます。
また、ワンドの王は他の王とは違い、
どっかりの玉座に座るのではなく、
前のめりになって今にも立ち上がりそう
な感じで、腰が軽そうです。
エピソード
このタロットカードはコートカードの
「KING of WANDS」
(ワンド)杖の王と呼ばれています。
カレは玉座に興味が無いかもしれません。
むしろ、現場に出たくてウズウズして、
自分が作業をしたいのかもしれません。
管理職
管理職の人は下から上がって
人の上に昇格した人です。
なので、管理職としては新米で
まだまだ労働者の立場が染み付いて
人を管理するよりも自分で動いて
何でもしたがる傾向が強いです。
そういう意味では管理職の人も
まだまだ人の下にいる人なのです。
室井さん
「踊る大走査線」
織田裕二と柳葉敏郎でおなじみの
「踊る大走査線」の名シーンです。
織田裕二が演じる青島は巡査部長ですが
柳葉敏郎が演じる室井はエリートです。
王(トップ)ではありませんが、
そのセクションのトップではあります。
ただ、室井さんはよくあるエリートではなく
現場に想い入れのある人物であり、
会議室でペーパーや人事をいじることよりも
現場に出て、現場の人間と繋がりたがります。
この作中でも、エリートの手柄にしたがる
上の人間に反発して現場優先の支持を出し、
自分も現場へと向っていきます。
ある意味では王には不向きかもしれません。
アブドゥッラー2世
「Jordan’s King Abdullah Ⅱ」
ヨルダンの国王であるアブドゥッラー2世は
パワフルで積極的な人物として有名であり
「何でも自分でやってみる王様」
の代表であり、車を自分で運転したり、
飛行機や戦車も運転ができる。
アウトドアスポーツが趣味であり、
変装して街の様子を見に行ったりして
国民の声を聞こうともしています。
伝統的な王族から見れば「下品だ」
とか「品格に欠ける」と言う批判も
ありそうですが、庶民から見れば
アクティブでカッコよく、
それでいて親しみが持てる王様
ではないでしょうか?
サッカー監督
監督は、現場の先頭をきって
周りをひっぱっていく管理職で
プレーヤーとしての経験や実績
がスゴイ人や、コーチとして
プレーヤーを育てていた人が
監督になることが多いです。
プレイングマネージャー
代打オレ
「谷繁監督 代打オレ」
「代打オレ 古田敦也」
「野村克也 弱者が強者に勝つ方法3/4」
昔のプロ野球では多く見られたみたい
ですが、現在ではほとんどなく、
現在で有名になっているのは、
名監督の野村克也さんと、
古田敦也さんと谷繁元信さん
の3人だけでしょうか。
「代打オレ」 はワンドの王も
やりたくて仕方ないことでしょう。
GTO
「GTO第1話 反町隆史バージョン」
漫画「GTO」の実写版ドラマです。
GTOというアルファベットは
「グレート・ティーチャー・オニヅカ」
の略で元暴走族でハチャメチャな
鬼塚先生がトラブル学級の問題を
次々に予想もつかない方法で解決して
生徒や学校をどんどん良い方向に
変えて、周りに影響力を発揮します。
現代の教育現場に鬼塚先生がいたら
間違いなくトラブルになって
FacebookやTwitterにすぐに挙げられて
次の日にはPTAが集まってきて
緊急会議が開かれて解雇されるでしょう。
まぁ、そんな時でもなんとか無理矢理
乗り切るかもしれませんけどね。
トルシエ
「トルシエと2002W杯」
サッカー日本代表の監督を
1998年から2002年の4年間
担当して日本代表をW杯のベスト16
に導く快挙を成し遂げました。
フィリップ・トルシエ監督は激情的で
感情を前面に出していく監督であり
好き嫌いが別れる人物ですが
その情熱に惹かれる人も多いでしょう。
映画監督
映画監督はプロデューサーや
脚本家やスポンサーの援護を
受けて現場で撮影スタッフや
役者を導いて最高の作品を
作り上げることが仕事です。
現場監督
現場監督は管理職でありながら
現場の最前線に顔を出していきます。
なので現場の下っ端の気持ちも解るし
役員側の立場も踏まえないといけないし
中間管理職の間の仕事もしなきゃならず
とても難しい立場になります。
HAMAのイメージ
京都の占い師HAMAはこの王が好きです。
確かにクラシックな王様のスタイル
ではありませんが、「生涯現役」に
こだわって前進し続けたい気持ちが
伝わってくるようです。
また、管理したり搾取したりではなく、
自分も創造的な活動に関与して、
「自分の手で何かを成し遂げたい」
というチャレンジ精神が大きすぎて
自分でも自分を止められないのでしょう。
みなさんはいかがでしょうか?
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