2015.02.14

怒りがモチベーションです

 

 

中村修二

 

 

「ノーベル賞受賞」

 

 

「社会人として社会に貢献したい」

「人々のために力を尽くしたい」

 「困っている人のために頑張る」

 

そんな立派な動機ではなくてもいい。

 

「お金持ちになって豪遊したいから」

「有名になって美男美女と付き合いたい」

「平凡でつまらない人生はイヤだから」

「アホな上司に命令されるのがイヤだから」

「寝坊しても悠々と昼過ぎに出勤したいから」

「社長（CEO）って肩書きがカッコイイから」

 

そんな不純な動機でも構いません。

それによって目的が達成されるなら

理由は何でも構いません。

結果的にそれが周囲のためになればいいし、

意図しなくても社会貢献になったりします。

 

実際に、どうでもいいようなことを動機にして

成功を収めている人もたくさんいます。

「怒り」は不純で邪悪な動機に見えますが、

人を突き動かす大きな力になります。

 

 

 

怒りの使い道

 

「怒り」は人を動かす原動力になります。

ただ、その力を活かす使い方ができるか

発散してスッキリして終わりにするか、

その使い方で人生が違ってきます。

 

相手に文句を言ったり、怒鳴ったり、

批判するのは構いませんが、

それを言うことで「何が動くのか？」

ということを考えてみましょう。

評論家はそれが仕事や報酬になりますし

裁判をして勝てば正当性とお金が入り、

クリエイター達をたばねる上司ならば

作品が改善されてより良いものができます。

ただ、ストレス発散のためだけに言うなら

物事は何も動きません。

 

八つ当たりすることももったいないです。

ものに怒りをぶつける力があるのなら、

それをもっと建設的なものにぶつければ

ものすごい原動力になります。

八つ当たりするとモノは壊れますしね…。

 

 

陰口や悪口を陰で言うことも同じです。

そのことによって何かが変えられるなら

話して相談する価値がありますが、

そうでないならば、共通の的を持つことで

同盟のような仲間が手に入るだけです。

ただ、そうして仲よくなった関係は、

目的や敵が変わると崩れるものです。

 

 

殴り合いのケンカをしてもいいでしょう。

それによって相手をやっつけることが、

プラスに働くならばやっつけるべきですが、

大人になると、勝った方が逆に

不利になることもたくさんあります。

また、それによって自分が怪我をして、

後遺症になってしまうと大損します。

ただ、そうした普通ならば損になることを

自分の才能として活かすことができれば

殴り合いをする価値は充分にあります。

 

 

 

 

会社で理不尽な扱いを受けたら、

愚痴ったり八つ当たりするよりも

起業をして成功させればいい。

自分が社長になってしまえば、

アホな上司にヘコヘコしなくていい。

自分が頑張った仕事を横取りされない。

顧客や世間が会社を評価するので、

株価や顧客満足度でドライに評価されて

良いところや改善点がみつかるので

それをまた次に活かすことができる。

 

 

 

頑張った結果にお金持ちになれば、

自分の人生が少しは変わる。

少なくとも生活費を稼ぐために

時間を浪費しなくてもいいし、

老後のお金の心配もしなくていい。

お金で幸せは買えないかもしれませんが

欲を叶えたり、時間を自由にはできる。

また、快楽を幸せと感じる人が多いので

快楽＝幸せとすれば、幸せになれます。

 

怒りを作品にすることができます。

映画、小説、音楽、絵画、形はなんでもいい。

　
　

　
怒りやムカつきを感じたらそれを
作品にするといいでしょう。
直接言葉にするとトゲがあることでも
作品として周りの人に指示してもらえば
それはとても効果がある宣伝です。
そして、作品の感じ方は人それぞれなので
「批判している！」と言われても
「あなたがそう捉えるならばそうだ！」
というふうに言い返すだけです。
なぜなら「作品の捉え方は自分次第」
という大前提があるからです。

 

ゲルニカ

 

「ゲルニカ」

ピカソはスペイン内戦時のドイツの空爆を

ゲルニカという作品に描きました。

 

本当か嘘なのかこんなエピソードがあります。

パリを占領したドイツ大使がやってきて、

「これ（ゲルニカ）を描いたのはあなたか？」

と尋ねられたピカソはこう言いました。

「いや、違う。君たちだ！」

 

 

 

Like a Rolling Stone

 

「Like a rolling stone」The Rolling Stones

 

ボブ・ディランが創った風刺の歌です。

どんな金持ちでも一瞬でホームレスに

なってしまうこともある。

転がり落ちる石のように…。

 

 

上司を見返したい

先輩や上司の叱責によってイラついたり
カチンと来る事は誰にでもあるでしょう。
また、自分からすると理不尽な采配や
仕事の振り分けがあったりもします。
また、せっかく努力して結果を出しても
褒められる事がなく、逆に責められたり
批判される事もあるでしょう。
そんな時に、「あの上司を見返したい」
「結果を出して下克上をしたい」
と思って努力する事によって
結果的に自分の成長と向上になり
成績が上向きになることがあります。
その根本は怒りですが結果オーライです。
　

 

 

自分の中に何かの「怒り」があるなら、

形にして作品を創るといい。

周りの人に怒りを伝えることができる。

共感が得られれば自分の自信になる。

作品が売れればお金が入ってくる。

そうすれば、そのお金でまた作品を創る。

それを繰り返していけばアーティストです。

 

また、小さなことで悩んだり、

どうでもいいことで怒る自分がイヤなら

それをバネにしてなりたい自分になるために

それ相応の努力をして実際になればいい。

「デブ！」と言われることがムカつくなら、

努力して痩せればデブと言われた価値がある。

「バカ！」と言われて頭に血が上るならば

努力して相手よりも賢くなればいい。

「クズ！」と言われて腹が立つのならば、

努力して相手よりも上にいけばいい。

批評を受けたらそれをバネにすれば、

より一層自分が飛躍できるようになる。

そういう意味では批評はしてもらおう。

 

怒りをプラスの方向に使うことで、

人は頑張って努力することができます。

なので、フラストレーションが貯まったら

それをただ発散するよりかは、

それを行動へのモチベーションにすればいい。

批判や批評に耐える力をつけるよりも、

１段も２段も上に上がっていけば、

批判や批評すら受けることはない。

　

タイトル受賞
　
オリンピックなどの大会において
３位に入ることはとてもスゴい事です。
ただ、まだまだ上はあるわけです。
なので、３位に入った人は２位を目指すし
２位になった人は１位を目指します。
もっと努力していたら順位が上がっていたかも
知れないと思うと、３位で完全に満足している
アスリートは１人もいないでしょう。
なので、一定の達成感と同時に悔しさを
強く感じてそれをモチベーションにして
１位を目指すと言いでしょう。
　
　

天下人
　
徳川家康は戦国武将の中で
「忍耐の人」と言われています。
幼少の頃は人質として敵に匿われ
成人してからは織田信長の家来
として頭角を現しながら活躍しました。
織田信長が明智光秀に急襲されて
死んだ後も豊臣秀吉に使えました。
そして、豊臣秀吉が亡くなった時に
徳川家康はチャンスが来たとばかりに
行動して関ヶ原の戦いで石田三成を
打ち破って江戸幕府を開いたのでした。
その歴史をみると徳川家康という人は
忍耐の人だと言うことができます。　

 

京都の占い師HAMAは、

今までに尊敬できる上司についたのは

人生でたった２回です。

ほとんどの上司は役立たずでしたし、

個人の能力はあったとしても、

部下を使う采配がヘタクソだったり、

もっと上からの支持に従うだけの

イエスマンだったりゴマスリだったりして

それに対して「怒り」を覚えていました。

ただ、そのおかげで今があります。

「アホな上司につきたくない」

というくだらない理由ですが、

自分が起業することを迷った時に、

少なからず役立ってくれました。

 

 

みなさんはいかがでしょうか？

 

 

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